か行(用語集)

  • 回旋異常(かいせんいじょう)
  • カンガルーケア(かんがるーけあ)
  • 鉗子分娩(かんしぶんべん)
  • 額位(がくい)
  • 顔位(がんい)
  • 既往帝王切開(きおうていおうせっかい)
  • 基礎体温(きそたいおん)
  • 吸引分娩(きゅういんぶんべん)
  • 吸啜刺激(きゅうてつしげき)
  • 吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)
  • 局所麻酔(きょくしょますい)
  • 緊急帝王切開(きんきゅうていおうせっかい)
  • 仰臥位低血圧症候群(ぎょうがていけつあつしょうこうぐん)
  • 屈位(くつい)
  • 経膣分娩(けいちつぶんべん)
  • ケロイド(けろいど)
  • 肩甲難産(けんこうなんざん)
  • 高額療養費制度(こうがくりょうようひせいど)
  • 後頭位(こうとうい)
  • 硬膜外麻酔(こうまくがいますい)
  • 高齢出産(こうれいしゅっさん)
  • 骨盤位(こつばんい)
  • 骨盤底筋(こつばんていきん)

回旋異常(かいせんいじょう)

回旋異常とは、分娩時に胎児の回旋がうまくいかずに、順調な分娩の進行を妨げられる状態の総称。
胎児は分娩時に、産道を通りやすいように少しずつ体の向きを変えながら、骨盤内に進入してくる。これを回旋と呼ぶ。陣痛が持続しているのにも関わらず、分娩が進行しない場合は回旋異常の有無を確認する必要がある。主に、反屈位の場合に回旋異常が起こりやすい。

カンガルーケア(かんがるーけあ)

カンガルーケアとは、出産後に赤ちゃんを直接母親の肌と合わせて抱くこと。
出産後すぐに保育器に入れることに比べて、母乳育児の促進や、育児放棄の減少する効果がある。カンガルーケア中の事故がたびたび起こり、正しいカンガルーケアの方法が指導され、医療スタッフの厳重な管理の元行う必要がある。

鉗子分娩(かんしぶんべん)

鉗子分娩とは、産科鉗子という機器を使用した補助径膣分娩の手法。
分娩の進行が停止し、胎児が弱ってしまうなのど危険な状況の場合、産科鉗子というヘラ状の機器で退治の頭部を挟み、牽引して胎児の娩出を行う手法。かつては帝王切開が母子にとって危険な手法であったため、鉗子分娩が盛んに行われていた。現在では、以下の理由からあまり使用される手法ではなくなった。

  • 母子へのデメリット(胎児の頭蓋内出血の恐れなど)が多い
  • 帝王切開が極めて安全に行えるため
  • 鉗子分娩を行う医療機関が減少し、鉗子分娩の習得機会が減っている

額位(がくい)

額位とは、胎児のおでこの部分から子宮口に接し、あごが上がっている状態。
本来この状態での経膣分娩は不可能であるが、最後まで額位となっていることは稀であり、分娩の進行に従って顔位などへ移行することがほとんど。また、額位や顔位はまとめて「反屈位」とも呼ぶ。

顔位(がんい)

顔の部分から子宮口に接していて、さらに顎が反り上がって見上げるような首の角度になっている状態。
また、額位や顔位はまとめて「反屈位」とも呼ぶ。

既往帝王切開(きおうていおうせっかい)

既往帝王切開とは、過去に帝王切開による分娩を経験した妊婦の帝王切開を「既往帝王切開」と呼ぶ。
過去に帝王切開による分娩を行った妊婦は、通常の「経膣分娩」は行わず帝王切開(既往帝王切開)による分娩となる。既往帝王切開の場合は、分娩中の子宮破裂の頻度が若干であるが高くなる。

基礎体温(きそたいおん)

基礎体温とは、安静状態(朝、目を覚ました時など)で測定した体温のこと。
女性では排卵サイクルとの関連が深いため、続けて体温を測定し表にすることで生理周期をある程度把握することができる。測定方法としては、十分に睡眠をとった起床直後に布団に寝た状態で口において基礎体温用の体温計(婦人体温計)で行う。この結果を表にすることによって「低温期」「高温期」の2つ状態に分けることができる。

吸引分娩(きゅういんぶんべん)

吸引分娩とは、金属製、または樹脂性のカップを胎児の頭につけ、吸引しながら引っ張る補助径膣分娩の手法。 鉗子分娩よりも操作が容易で安全性が高いとされるが、牽引効果は鉗子分娩よるも劣るとされる。陣痛が始まっているのにも関わらず分娩が進行しない場合や、微弱陣痛が発生した場合に行われることがある。

吸啜刺激(きゅうてつしげき)

吸啜刺激とは、赤ちゃんが乳頭を吸うことによって必要なホルモンが分泌され、乳汁産生が促進されること。
吸啜刺激が加わることによって、プロラクチンとオキシトシンと呼ばれるホルモンが分泌される。プロラクチンは乳汁が産生する作用があり、オキシトシンは射乳反射が起こり、これらの働きによって乳汁が分泌される。

吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)

吸啜反射とは、赤ちゃんが自然に口に入ってきたものにしゃぶりつき強く吸う反射のこと。
原始反射の一つで、赤ちゃんが自然と行う反射であるが、乳房から授乳することを嫌がるケースも存在する。授乳を赤ちゃんにうまくさせるためには生まれてからすぐに乳房を吸わせ、乳房から授乳することを慣らしてあげることが大切である。

局所麻酔(きょくしょますい)

局所麻酔とは、意識を失わずに部分的に除痛を行う麻酔のこと。
全身麻酔と違い、患者が何らかの身体の変化に気付くことや、意識を消失する全身麻酔の薬剤が使用できない状況でも手術を行うことが可能。局所麻酔薬を注入する伝達麻酔や、腰から注射する脊椎麻酔、硬膜外麻酔なども局所麻酔に含まれる。

緊急帝王切開(きんきゅうていおうせっかい)

緊急帝王切開とは、陣痛中に回旋異常によって経膣分娩ができない場合などに行われる帝王切開のこと。
予定帝王切開を行う場合であっても、なんらかのトラブルによって母子に危険な状態となり、緊急に赤ちゃんを娩出しなければならないことがあれば緊急帝王切開となる。胎児機能不全(胎児仮死)や常位胎盤早期剥離を起こした場合などが緊急帝王切開となりうるケースである。

緊急帝王切開となる主な理由・病名

  • 胎児機能不全(胎児仮死)
  • 常位胎盤早期剥離
  • 重症妊娠高血圧症候群
  • 微弱陣痛
  • 遷延分娩、分娩停止、回旋異常
  • 切迫子宮破裂

仰臥位低血圧症候群(ぎょうがていけつあつしょうこうぐん)

仰臥位低血圧症候群とは、妊娠中期から後期にかけて仰向け(仰臥位とも呼ぶ)になると急激な血圧低下を引き起こす症状のこと。
妊娠後期となると胎児と羊水で子宮はかなりの重さになっています。この状態で仰向けになることで、静脈を圧迫することで血流を悪くしてまい血圧が下がり、吐き気などを引き起こしてしまう。主に、帝王切開のために行う腰椎麻酔をおこなった後に生じることがある。

屈位(くつい)

屈位とは、胎児が顎を引いて背中を丸めた状態のことを呼ぶ。
この状態で分娩を行うと、産道を一番頭の狭い断面で通過することになる。また逆に胎児が顎をあげた状態となると「反屈位」となり、難産の原因となってしまう。

経膣分娩(けいちつぶんべん)

経膣分娩とは、膣を通って赤ちゃんを産むことを言う。
分娩方法の一つで、陣痛を自然に、または意図的に発生させて分娩を行う方法。分娩時は自然に赤ちゃんが出てくる場合もあれば、鉗子・吸引を使用した分娩となるケースもある。経膣分娩ではリスクが高くなると判断された場合、帝王切開に切り替わる可能性でてくる。

ケロイド(けろいど)

ケロイドとは、炎症や外傷などが原因で起こる病変。
皮膚の線維成分が増殖しすぎ、痕が盛り上がる状態になる。通常であればステロイド剤の軟膏などで対処するが、大きなケロイドになると手術で切除することとなります。切除後は、放射線照射を行い再びケロイドとなることを防ぎます。

肩甲難産(けんこうなんざん)

肩甲難産とは、児頭が娩出されたあとに、軽い牽引で肩甲が娩出されない状態。
通常の経膣分娩の際に、助産師が娩出されている児頭を軽く引っ張る際に、胎児の肩が恥骨に引っかかってしまうことがある。全分娩の0.6~1.4%の確率で発生する。主な原因としては、巨大児の場合に起こりやすいとされている。また、児頭が出てしまっている状態なので、帝王切開に切り替ることは基本的にできない。

高額療養費制度(こうがくりょうようひせいど)

高額療養費制度とは、暦月で医療機関に支払った自己負担額が一定額を超えた場合に、払い戻される制度。
公的医療保険における制度の一つで、同一月(1日から月末)にかかった医療費の自己負担金が一定額を超えた金額が支給される。また、対象となる自己負担限度額は年齢、所得状況等により設定されている。また暦月なので、月をまたがっての医療費は合算されない。

例、100万円の医療費で、窓口の負担(3割)が30万円だった場合

  自己負担額の上限額 80,100円 + (1,000,000円 - 267,000円) × 1% = 87,430円
  高額療養費の支給額 30万円 - 87,430円 = 212,570円

また医療費には「食事」「病院への交通費」「差額ベット代」「先進医療費」などは含まれないため、高額療養費の支給対象とならない。詳しい内容などは、厚生労働省のホームページを確認してください。

後頭位(こうとうい)

後頭位とは、胎児の頭が下向きに子宮口に接している状態のことを呼ぶ。 産道を通過する児頭周囲経が最も小さくなるため、「屈位」「正常胎位」とも呼ばれる標準的な姿勢である。

硬膜外麻酔(こうまくがいますい)

硬膜外麻酔とは、脊髄新規を麻痺させるために、硬膜の外側に麻酔薬を注入すること。

高齢出産(こうれいしゅっさん)

高齢出産とは、医学上で女性が35歳以上で子どもを出産することを指す。
加齢とともに、妊娠中毒症や子宮破裂などが起き易いなどのリスクが増える。そのため、高齢出産の場合は、この様なリスクを避けるために帝王切開を医師にすすめられることがある。

骨盤位(こつばんい)

骨盤位とは、子宮内の胎児が頭部よりも骨盤部が下にきている状態。
俗に言う「逆子」の状態。この状態での経膣分娩はリスクが伴うため、帝王切開による分娩が一般的。骨盤位は妊娠7ヶ月までは30%、9ヶ月でほぼ6%程度となり、最終的に骨盤位のまま出産を迎えるのは3%ほどである。

骨盤底筋(こつばんていきん)

骨盤底筋とは、骨盤底を構成する4つの筋の総称。
4つの筋は、共同して骨盤内臓を支えている。骨盤底筋は経膣分娩時に圧迫を受けて伸びしまいます。伸びきった骨盤底筋を戻すことは難しく、そのまま放置するとゆるみが原因で、産後の尿もれなどを引き起こす場合があります。

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