帝王切開のリスク

帝王切開にはメリットがありますが、リスクもあります。ここでは帝王切開のデメリットにについてご説明します。

帝王切開のリスク

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血栓症になる確率が上がる

妊娠9ヶ月を過ぎると、お母さんの体は出産の準備をはじめます。

出産後の出血を減らすために、血液を凝固させる成分が分泌されるようになるため「血栓」ができやすい体になります。さらには骨盤が血管を圧迫するので、下半身、特にふくらはぎや足先などに血栓が溜まります。

この血栓が肺に到達すると、肺血栓塞栓症になる可能性があります。肺血栓塞栓症は血栓が肺動脈に詰まることによって肺が壊死してしまう、最悪は死に至る重篤な病気です。

帝王切開は術中は長時間横たわっているため、経膣分娩と比べて血栓が溜まりやすくなります。術後も数日間にわたって横になっていると、さらに血栓が増えてしまい、起き上がって歩行するようになるタイミングで肺血栓塞栓症を引き起こしてしまうのです。

最近では、弾性ストッキングを履いて血液がうっ血しないように予防したり、術後なるべく早い段階で歩行を始める(早い場合は術後翌日から)ような措置をとっています。

次回は前置胎盤になりやすくなる

妊娠検診中に前置胎盤の疑いがあっても、出産前には移動して正常になることがほとんどですが、胎盤がうまく移動できないケースもあります。

特に前回が帝王切開の場合は、子宮の傷が影響して胎盤がうまく移動できずに前置胎盤になる確率が高いのです。

癒着胎盤などのリスクが高まる

もうひとつ前回が帝王切開だった場合にリスクとなるのが、癒着胎盤の可能性が上がるということです。

帝王切開による傷は完全に元に戻るとは限りません。この場合、手術痕が瘢痕として残る場合があります。そして、この瘢痕に精子が着床した場合に胎盤が瘢痕部に侵入して癒着してしまい、癒着胎盤となる原因となるのです。

また、瘢痕は通常は子宮の近くにあるので胎盤の移動の妨げる原因となり、前置胎盤を引き起こします。よって、手術中に大出血してしまう可能性が高まるというリスクもあります。

麻酔の合併症

個人差ありますが、麻酔によって気分が悪くなってしまったり、場合によっては吐いてしまうこともあります。その際に、胃に残ってい食べ物などの汚物が肺に逆流して肺炎になることがあります。

手術痕が痛む

これも体質によって個人差がありますが、術後、いつまでたっても傷が痛む!というお母さんもいらっしゃいます。また、手術痕がケロイド状になってしまい、傷跡が目立ってしまうこともあるため、帝王切開はしたくないと考える方も多いのです。

赤ちゃんが一過性多呼吸になりやすい

お母さんだけでなく、赤ちゃんにとってのリスクもあります。

経膣分娩の場合は、赤ちゃんが産道を通ってくるときに肺が圧迫されることにより、肺に溜まっている羊水が少しずつ排泄されます。

ところが、帝王切開はこの行程がないので、肺に多く水が残ってしまい、新生児一過性多呼吸になりやすくなるのです。

通常は、2〜3日もすれば治ってくるのですが、重度の場合は入院してNICUに入ることもあるようです。

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